小説

映画・ドラマ・アニメ

剝がせないレッテル

弁護士の城戸は優秀で真面目な弁護士として、立派な豪邸、美しい妻、愛する息子と一見何も不満ないかのように描かれていますが、妻や妻の両親との会話などから、どこかギクシャクしたものを感じます。実際両親からは、帰化したことを前提で在日を悪くいうシーンもありましたし、そういうことを自分自身納得させて、得たポジションが、金持ち、弁護士、帰化だったのでしょう。
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年度の終わりに思い出す

2022年度の終わりまで残り一ヶ月。一年を振り返ってみると脳出血後遺症からのリスタートの大切な年になりました。きっかけは父の命日の頃に偶然見たアニメ有頂天家族8話、父の発つ日。
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刹那に描いた底無し闇

時子は江戸川乱歩の小説、芋虫の登場人物で夫、須永中尉という戦争の英雄扱いの人物との物語です。彼は戦争で両手、両足を失い、顔は原形をとどめておらず、更に耳は聞こえず喋ることも出来ない状態で妻の時子のもとに戻って来ました。
映画・ドラマ・アニメ

親指Pらの市民権

無邪気で平凡な普通の女子大生の一美の右足の親指が男性器の形状に変わったことから物語は始まります。生殖能力がない以外アレとほぼ同じ一美の親指をめぐって今まで築いていた人間関係の変化、一美と同じようにアブノーマルと言われる人達との交流が描かれていきます。
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ジェルトリュードは何を見た

カッコーの巣の上で はロボトミー手術。猿の惑星、デビルマンは人類滅亡。ベティブルーはパートナーの精神崩壊、楢山節考は姥捨山、田園交響楽は少女の開眼手術後にその少女が自殺、とテーマがとてもヘヴィーです。救いも希望もないバッドエンドの物語です。
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