最近、スラッシュメタル四天王と呼ばれたMegadethのニュースを見つけました。
(米国のメガデス、Metallica、Anthrax、Slayerの4バンドのこと)
元メガデスのギターリストにして、現在は日本のタレントとしての方で有名になってしまったマーティ・フリードマンが、
メガデスの来日公演にゲスト参戦するとのニュース!!
スラッシュ創世記が高校時代だった ちゅう にすると、これは大ニュースなのですが、
最初に四天王で好きだったのはアンスラックスというバンドでした。
その頃はパンク、スケボー色の濃かった青い ちゅう でしたから、
SOD、DRIとかSuicidal TendenciesやNuclear Assault みたいなハードコアパンクを好んでいました。
ただ同時に Helloween や Madison なんてバンドも好きで、
メタル全般聞いています、という優等生でしたね。
当時の認識で、一番激しく早いのがスラッシュメタル、というのは意識していて、
その頂点バンドは、スレイヤーというのがありました。
アンスラックスはハードコア寄り、
メタリカは重く厚いリフ
と特徴が際立っていたのですが、
メガデス は他の3バンドと比較すると大人しいイメージでした。
早い曲が少なかったのもあるのですが。
ジャケットもアイアン・メイデンのエディを彷彿させたことから、正統派のヘビメタに近い感じでした。
実際メガデスは今ならスラッシュメタルというよりも、
ヘヴィメタルを代表するバンドと言えるでしょうが。
四天王のうち、
メタリカは、メタル的なものから外れ、重さ、グルーヴを強めハードロックアルバム、Black Album で大ブレーク。
対して他の3バンドは、多少の音楽的揺れ幅はあっても、比較的に音楽スタイルを守ってきたように思います。
当時、四天王以外にも優れたスラッシュメタルバンドはたくさんいました。
ちゅう が好きな Celtic Frost、VOIVOD なんかもこのジャンルだったのですが、
ただスラッシュメタルは、その後新たな派生ジャンルを生み出し、どんどん拡大していきましたが、
純粋な意味のスラッシュメタルは、スレイヤー、アンスラックス、メガデスの他に創生期の数バンドとなってしまった印象です。
派生し巨大化したのは
北欧メインの ブラックメタルと
北南米メインの デスメタルで、
更に、デスメタルは ゴシックメタル、ドゥームメタルと、どんどんジャンルを増やしています。
ちなみに、ちゅうの好きなセルティック・フロストは、
ブラック、ゴシック、ドゥーム のジャンルに影響を与えた重要バンドとして知られてますね。
話が大分それてしまいましたが、
スラッシュメタルというのは確かに昔の遺産みたいなところがあるのですが、
現在もジャンルとして存在しており、現在のトップバンドも越えることが出来ない高い壁が存在しています。
現在も先頭に立ち壁になっているのは、
最後の王、 メガデス です。
メタリカは違うジャンルに、
スレイヤーはツアー引退、
アンスラックスには、メガデスのような野望が見えません。
メガデスは昨年出したニューアルバムも好調、
一部のメディアから最高傑作の声があるほどで、確かに ちゅう も好きなアルバムです。
デイヴ・ムステイン(vo,g)の曲の癖が気になるところもあるのですが、
音作りとしては今が一番まとまっている感じですね。
彼のギターの特徴は複雑でいてフックのあるリフにあります。
それが前作くらいから全盛期(初期)に近づいてきてる感じです。
最近のメガデス好調の理由は、ギターリスト、キコ·ルーレイロの存在でしょう。
クラシカルなバンドに、ムステインのプレイめちゃくちゃ合うはずなので、
四天王において唯一欧州色があるメガデスには、欧州のプレイヤーを入れて欲しいと ちゅうは思っていました。
キコは南米の人だけど、ヨーロッパテイストを持ったプレイヤー。(ex- Angra)
その辺は大成功だったでしょうね。
ライブでマーティ・フリードマンも一緒に。
現ギターのキコとムステインと、Holy Wars…を…
マーティもムステインも、キコだって楽しみだろうなぁ・・・
そんな日本公演の、日本武道館に行ける方が、羨まし過ぎる ちゅう でした。
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