2年程前に自転車を漕ぐと息苦しさを感じ、狭心症の治療を初めたのですが、
齢を追うごとにその息苦しさを感じることが減り、
最近では、ほとんどその症状が無くなっていました。
以前は、夜中にひどい苦しさで目が覚めたり、怖い思いをしてきました。
具合が悪くなりすぎて、救急車を呼ぶ手前まで追い詰められたこともありましたし…
ちょうどコロナ期でもあったので、特に慎重に対応してきたわけでしたが、
年々発作が減り、薬も順調に減っていき、
改善に向かっていると感じていたのです。
異変を感じたのは、今年の7月。
自転車で市役所へ出かけ、用事を済ませたその帰り道のこと。
以前感じたような苦しさではないのですが、
咄嗟に狭心症のソレだと思いこみ、
自転車を降り、呼吸を落ちつかせようとしました。
自転車漕ぎを止めるとすぐに息苦しさは止まりますが、
自転車を漕ぐとまた苦しくなります。
家に着くまでその繰り返し。
以前は、苦しくなると、5分くらいゆっくり歩いてみたり、
ベンチで落ち着くまで休んでいたものでしたが、
動きを止めると直ぐに正常に戻るのが今までと違うところ。
少し違和感を感じましたが、前より良くなっているのだからと、
あまり気にしないようにしていました。
ところが8月になっても、症状は変わらないどころか、
明らかに先月より酷くなっていました。
最近に至っては、ただ歩いているだけでもそれを感じるようになったのですから。
夏の暑さと共にやってきたこの息苦しさを、よくよく考えてみる必要に迫られ、
暑い部屋の中で、塩飴を頬張り塩分補給をしながら、考えていた時に閃きました。
閃いた答えは、
最初に考えていた狭心症ではなくて、
舌 の動きや、下顎 の動きに問題があるのでは、
という結論でした。
その答えにたどり着いたのは、
塩飴を口の中に入れたとき、
無意識に舌をべろべろと早く動かし、急いで飴を味わっていたことに気付いたからでした。
舌を早く動かしていたので、舌が疲れたような感じになり、
舌が疲れると、息が上がる状態のようになり顎も痛くなってきます。
早食いならぬ 早舐めが、舌の筋力不足から疲れを感じ、息苦しいと感じたのでは、
と考えています。
また、ちゅうは、噛むという大切な動作を疎かにしがちで、
食事をするのも早食いの傾向にあります。
以前ガムを噛んだときに、すぐに顎が疲れてしまったことがありました。
脳出血後に生活様式が様変わりしたように、
食生活も大きく変わり、噛むという能力を退化させてしまったようです。
舌を使うことが少なくなり、舌の筋力低下が起きていることと合わせて、
噛む、舐めるといった口内の動作が、健康時とは比べ物にならないほど、
弱々しくなってしまったようです(泣)
大好物であり、精神安定の薬だと思っているチョコレートを、
1年中、口にしてきた ちゅうでしたが、
今年の夏からチョコはひと休みして、
塩飴を摂ることにしています。
汗かきな ちゅうは、塩分を失った時に塩飴を補給せねばと考え、
塩飴の糖分が増えることの変わりに、チョコレートを夏期間限定で辞めることにしました。
ですから、自転車で汗を多くかいてくると、
口に塩飴を頬張ります。
飴を舐めることで、普段使わない舌が疲れ、
息が上がったような状態になっているのでは、と思ったのです。
胸が痛くなるような、深呼吸を要するような類いではなく、
舌が疲れ、顎も疲れ、何となく呼吸が乱れているという錯覚なのかなぁと、
最近は考えています。
その辺りの本当の正解はまだわかりませんが、
舌の筋力不足、噛む動作の不足が、今回の犯人であることだけは間違いないように思います。
ネットで「舌」を調べてみると、
舌 はほぼ筋肉で構成された珍しい器官だそうです。
確かに単体の生物のように様々に動く舌を見れば、その話も頷けます。
そして、舌の大きさに比較してみれば、以外にも強い力を持っているその器官は、
力が強いからこそきちんとしたケアが必要になるのだと思います。
私達の身体に適度な運動が必要なように。
舌をべーと、大きく出してみるだけでも、
ベーシックな背中を伸ばす運動をするくらいの効果はありそうだと思いませんか?
(猫さんも背中を伸ばす)
不思議な器官である「舌」は、
味覚を感知するとてもセンシティブな器官でもあります。
力強くもあり、繊細でもある「舌」。
あまり意識することのなかった不思議な器官を適切に使っていきたいし、
大切にしていきたいと思うしかなかった ちゅうでした。
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